Ｋｅｉｋｏ (1979/日)
製作 ユリ?ヨシムラ?ギャニョン
監(jiān)督 クロード?ギャニョン
撮影 アンドレ?ペルティエ
美術(shù) 橋本敏夫
音楽 深町純
出演 若芝順子 / きたむらあきこ

DVDになっていたとは。


映畫評(píng)論家の佐藤忠男氏がこの映畫についてたしかこんなことを言っていた。
「映畫の中では役者はその場(chǎng)面?狀況?臺(tái)詞に相応しい表情で話すことが普通であるが、この映畫を観ると日常生活においては実際にはそうでないことがわかる」

全くその通りである。
日本滯在の長(zhǎng)いらしい監(jiān)督は本當(dāng)に日本人の話す際のくせや抑揚(yáng)を把握しているようで、普段リアリズムを標(biāo)榜する劇映畫を見慣れている目からすると驚かされる。
実際は鏡に映った自分の姿を見ているにすぎないのだが。

とにかく必要以上にカメラを動(dòng)かさず、カットを割らず、特に屋內(nèi)のシーンなど據(jù)え置きでずっと登場(chǎng)人物を捉え続けている。
そのため場(chǎng)面によってはドキュメンタリーのような印象を受ける。

筋書きもあって無きが如し。
淡々と日常を生きる主人公を追っていく。
人が死ぬわけでもなければ、ドラマチックな事件が起こるわけでもない。
「まあ人生なんてこんなもんさ」という諦観が見えるようである。
登場(chǎng)人物がいかにもスター性から程遠(yuǎn)い役者ばかりなのもまたいい。

ATG映畫、いや日本映畫の中でも特異といえる作品。


Writer：慶應(yīng)義塾大學(xué)シネマ研究會(huì) | Criticism

這篇影評(píng)有劇透